モノづくり資本主義宣言 ー モノづくりが明日の日本を創る ー
2004年春、全国の理工系大学にさきがけ、東京理科大学において専門職大学院・総合科学技術研究科が発足した。そこへ日本のモノづくりに大きな期待を寄せ、新たなモノづくり文化の創造を夢見る有志が集まり、業界、業種、業務、役職を超え、これからの日本におけるモノづくり文化をいかに創造していくか、日夜活発な議論を重ねることとなった。その議論の中から生まれた技術交流の場、産学連携の場、そしてMOT(技術経営)の実践の場が「日本モノづくり学会」である。

20世紀の日本のモノづくりは、大量生産、大量消費、大量廃棄の経済システムで培われてきた。しかし、この経済システムが、アジア諸国をはじめとする国々へ次々にシフトしていくなかで、日本は新たなモノづくりのビジョンが必要となってきている。「量」を追求するモノづくりから「質」を追求するモノづくりに転換するなかで、新製品、新事業、新産業を持続的に創出していかなければならない。これまで蓄積した技術を選別し、自らの強みをさらに磨き上げ、世界に通用する独自の技術を開発し、技術が新製品、新事業、新産業として結実する仕組みが今必要である。つまり、技術(T)と製品(P)と市場(M)を最適につなげる(TPMサイクルマネジメント)日々のモノづくり活動からどのようにしてイノベーションを起していくか。そこに学会の大きな役割が存在する。

日本モノづくり学会は、技術に純粋な夢をもつ人々、技術を中心に据えてモノづくり経営に夢をもつ人々、技術と経営の融合をめざし日本のモノづくり文化の発展に夢を持つ人々で構成され、21世紀の日本のモノづくりの活性化をめざしていく。私達は、このような夢多き人々の集まりの中から、革新は生まれると確信している。
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